ピーターパン
先日、「トリビアの泉」で「ピーター・パンに出てくるネバーランドに子どもしかいないのは、
ピーター・パンが成長した子どもを殺した為」と言った内容のトリビアがありました。
それを受けて、私は「へぇ~」の前にあるストーリーを思い浮かべました。
そのストーリーの主人公は、「Hook」。そう、フック船長です。
以下、私の創作です。
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海賊船の甲板では、大きな酒宴が催されていた。
あるものは酒樽にゴブレットを突っ込み、なみなみと酒を酌んでは零しながら呑み、
またあるものは隣のものと肩を組んで大声で歓喜の歌を歌い、そして笑っていた。
ウェンディは、身体を椅子に固定された状態でその酒宴の中心に居た。
辺りに居る海賊達に侮蔑の一瞥をくれながら。
上機嫌な海賊達は、おぉ~こわい、とおどけて見せるばかりで、ウェンディの機嫌を
逆なでする。
あなたたち! と、ウェンディが口にしようとした瞬間、シュッと目の前に大きな鍵爪が
現れ、ウェンディをけん制した。
「まぁそうむくれるな、ウェンディ」
荒くれ達を束ねるに足る、深く嗄れた声の主は大きな鍵爪の主――海賊船長フック。
「奴等は今日の主賓であるお前をもてなそうとしているんだ、少しは愛想でも見せろ」
ウェンディの横に座り、実に面白そうな笑みを口元に浮かべてフックはそういった。
「……最低よ」
フックと目を合わせないようにしながら、かみ殺す様に小さくウェンディは言った。
「なにがだ?」
そんなウェンディの様子を殊更面白そうに観ながらフックは訊ねると、
「ピーターが居ない時を狙って攻撃してくるなんて、大人のすることじゃないわ!
子ども達にもたくさん怪我させて!」
長い髪がなびくほどの勢いでフックの方に向き直りながらウェンディは叫んだ。
語気強く言い出したウェンディはフックに二の句を告がせず更に叫ぶ。
「あなただって昔は子どもだったんでしょ? どうして子ども達に怪我をさせておいて
平気で居られるの!?」
ウェンディがそう叫んだ瞬間、酒宴を繰り広げていた海賊達が急に沈黙した。
船縁から、波の音だけが聞こえ、不気味なほどの静寂がそこに現れた。
「な……なによ」
沈黙と静寂に耐えかねたウェンディが怪訝そうな声を発した。
「誰か何かいいなさいよ! フック船長! なにか言ったらどうなの!?」
「……殺されるよりいいだろ、ピーターに」
「えっ!?」
ウェンディは声の方に向き直った。酒宴を囲む海賊達の中から一人、小柄な
男が現れた。無精ひげを生やし、褐色に日焼けした肌をしたその海賊は額に
一本の真っ直ぐな刀剣傷の痕があった。
「ピーターに殺されるって、どういうことよ」
ウェンディはその海賊に問いただした。
「どうってことはない……」
「いや、船長、言わせてください!」
話を切り上げようとしたフックに、その海賊は意見した。フックは暫く睨んだが、
諦めたように頷いた。
「ウェンディ……」
フックの承認を得た海賊は静かに、そして穏やかな口調で語り始めた。
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ってな感じで。落ちがミエミエなのが味噌ですな。まぁ、即席で考えたお話ですから。
……トリビアで(笑)
え? 続き? そ、そそそs、それは……(;´Д`)ハァハァ

